上場企業の経営者まとめ

上場企業の経営陣の方々がどのような方なのかをまとめた記事になります。一部昔のニュースの記事も転載しますが、その際は情報元を記載させて頂きます。特に就活生の方々、入社後のアンマッチを起こさない為にも経営陣の羅針盤をあらかじめ知る為の一つのツールとしてお使いください。たまに息抜きに全く関係のない記事も日常の記事も書こうと思います。

協和発酵キリン株式会社 代表取締役会長 花井 陳雄さん

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 画像は下記サイトから引用

協和発酵キリン - 役員一覧

 

【父の教え】人を巻き込み社会に貢献

  がん治療薬などの医療用医薬品メーカー「協和発酵キリン」(東京都千代田区)。社長の花井陳雄さん(60)は「世の中の役に立つ研究をしたい」と望んで大学で薬学を学び、入社後は長年、薬の研究開発に取り組んできた。正義感が強く世話好きだった父、久冨さんの生き方に影響を受けた結果だという。

 

 「子供時代の環境は『三丁目の夕日』の世界そのものだった」。懐かしそうに振り返る花井さんは、常に人の出入りがある活気のある家で育った。

 横浜・吉野町横浜市南区の一角)の商店街で戦前から洋品店を経営していた久冨さん。戦争中は通信兵として旧満州に赴き、戦後、空襲で被害を受けた店をゼロから再建した苦労人だ。

 ワイシャツの仕立ての腕に定評があり、固定客が何人もいた。職人が住み込み、お手伝いの女性や客などが頻繁に出入りするにぎやかな家庭だった。そうした中で久冨さんに最初に教えられたのは礼儀だ。

 「ご飯の食べ方や挨拶の仕方、立ち居振る舞い、言葉遣いなどを厳しくしつけられた。父に連れられて川崎球場に野球を見に行った際、人の席の前を走って自分の席に戻ると、『失礼しますと言って通るものだ』と叱られ、やり直しを求められたこともある」

 久冨さんは面倒見の良い人で、長く商店街の会長も務めた。祭り、餅つきなどのイベントや商店街へのアーケード設置を中心となって企画するなど商店街の活性化に力を注いだ。

 正義感が強く、「『商店街を守る』という意識も持っていた」。商店街絡みのいざこざで、こわもての人物が家に怒鳴り込んでくることもあったが、一歩も引かず、毅然と対応していたという。「当時は『そこまでやるのか』と思っていた」と苦笑いする。

 

 花井さんは現役で東大に合格するなど学業面は優秀で、「父に『勉強しろ』といわれた記憶はない」。人生や進路について話したこともほとんどなかった。覚えている唯一のアドバイスは大学2年のとき、3年以降の専門課程で学ぶ内容について話した際のものだ。

 「科学史を学びたい」と伝えると、「それでは食べていけないから、もう少し実学的なものをやった方がいい」。その言葉に従い、「世の中の役に立ち、社会に出て独り立ちできる」と考えて薬学部を選ぶと、今度は「それはいい」と賛成してくれた。

 新薬を作る研究は「医療に貢献できる素晴らしい仕事」だ。花井さんは入社後、体内に入った異物を攻撃する抗体の活性を高める「ポテリジェント」という技術を開発。この技術は同社の白血病治療薬の一つの開発につながった。

 研究スタイルは「社内、社外のさまざまな人を巻き込んでいく」というもの。「育った環境や周囲の人とワイワイ楽しくやるのが好きだった父の姿に影響を受けている」と明かす。

 地域社会に貢献することを生きがいとしていた父。自身は「社長として会社を成長させることで医療に貢献していきたい」と考えている。

 

 ≪メッセージ≫

 自分の体を動かしながら社会に役立つ仕事をしています。見守っていてください。

【プロフィル】花井陳雄

 はない・のぶお 昭和28年、神奈川県生まれ。東京大学薬学部卒。51年、協和発酵工業(現協和発酵キリン)入社。東京研究所研究推進室長、米バイオワ社長、協和発酵キリン取締役専務執行役員開発本部長などを経て、平成24年3月から社長。座右の銘は「信義を重んじる」。

 

2014年1月15日の記事から引用

www.sankei.com

 

【あとがき】

思えば礼儀を重んじそしてそれを子供に教える親御さんってすごく減ったと思います。公共の場所で騒いでも暴れても何も注意をしない、そしてそれを周りの人も当然に注意をしない。

ああ、空気を読むっていう風潮が悪い面に働いてしまったな、といつも思います。

そういった部分は我々先人が出来ない親御さんに代わりに、キチンと注意を出来る世の中にしないといけませんね。